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リジー・ボーデン (Lizzy Borden) は、1983年にロサンゼルスで結成された、アメリカ合衆国のヘヴィメタルバンド。リジー・ボーデンは、このバンドのリード・ボーカリストの名でもある。 == 来歴 == リジー・ボーデンは、アリス・クーパーやキッスなどによって始まったショック・ロック (shock rock) というスタイルをとっている。バンドの名は、19世紀末に殺人容疑で告発され、無罪放免となった悪名高い女性リジー・ボーデン (Lizzie Borden) から名付けられた。(ただし、「リジー」の綴りは語尾が変えられている) このバンドは、1980年代半ばのロサンゼルスにおけるグラム・メタル・シーンに位置づけられるが、音楽的には、アリス・クーパー、ブラック・サバス、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、キッスといったバンドから影響を受けていた。歌詞の主題もこのスタイルに典型的なものであり、特に初期のレコーディングではその傾向が強い。 このバンドは、ロキュメンタリー作品『ザ・メタルイヤーズ (''The Decline of Western Civilization Part II: The Metal Years'')』でも大きく扱われた。一時、ギタリストとして在籍したジョー・ホームズ (Joe Holmes) は、後にデイヴィッド・リー・ロスやオジー・オズボーンのバンドに参加し、ベーシストであったマイケル・デイヴィス (Michael Davis) は2003年にハルフォード (Halford) に参加し、現在のベーシストであるスウェーデン生まれのモルテン・アンデルソン (Mårten Andersson) は、リンチ・モブ (Lynch Mob) やレガシー (Legacy) のツアーやレコーディングに参加した経験がある。 2004年5月17日、ギタリストのアレックス・ネルソン (Alex Nelson) が自動車の正面衝突事故で事故死し、リジー・ボーデンはその後間もなく解散した。 2006年、リジー・ボーデンは、新たなギタリストにアイラ・ブラック (Ira Black) を迎えて再結成し、2007年11月1日にアルバム『死との約束 (Appointment with Death'')』を世界各国でリリースした。このアルバムには、ジョージ・リンチ(ドッケン、リンチ・モブ)、デイヴ・メニケッティ (Dave Meniketti)(Y&T)、コリィ・ビューリュー (Corey Beaulieu)(トリヴィアム)らがゲストとして参加していた。このアルバムから最初に発表されたビデオ「明日なき道 (Tomorrow Never Comes)」は、『MTV Headbangers Ball』が選んだ2008年のトップ25メタル・ビデオのひとつに選ばれた。これに続いたビデオ「アンダー・ユア・スキン (Under Your Skin)」は同年4月に初公開された。 2008年はじめ、バンドは、スウェーデンで開催されるスウェーデン・ロック・フェスティバル (Sweden Rock Festival) や、スペインのコベタソニック・フェスティバル (Kobetasonik festival)、ドイツのバング・ユア・ヘッド (Bang Your Head) など、各地のフェスティバルへの参加を公表した。2008年11月には、リジー・ボーデンはフィンランドの(化け物の仮面を付けて演奏する)モンスター・ロッカーたちのグループであるローディとともに、アメリカ合衆国をツアーした。バンドは、ヨーロッパでもヘッドライナーを務めるツアーを行い、11か国で演奏した。2009年にドイツ南部ラウダ=ケーニヒスホーフェンのタウバーフランケンハーレ (Tauberfrankenhalle) で2日間にわたって開催されたキープ・イット・トゥルー XII (Keep It True XII) では、初日のヘッドライナーを務めた。北米では、 ロックラホマ (Rocklahoma) や、(実際には開催されなかった)ロック・ゴーン・ワイルド (Rock Gone Wild) の出演者にも名を連ねた。 2009年1月24日、元メンバーでギタリストだったコーリー・ジェイムズ (Corey James) が自動車事故で死んだ〔''Classic Rock Magazine''. Issue 130, April 2009, page 14.〕。 2010年、リジー・ボーデンは、北米とヨーロッパをツアーし、ヴァッケン・オープン・エア(ドイツ)、アルカトラス・メタル.フェスティバル (Alcatraz Metal Festival)(ベルギー)、フェスティバル・レイエンダス・デル・ロック (Festival Leyendas del Rock)(スペイン:キャンセルされた)、エルスロック・フェスティバル (Elsrock Festival)(オランダ)を回った。 2011年、リジー・ボーデンは、「Summer of Blood」ツアーで北米を回り、続いてそのヨーロッパ版である「Death Takes a Holiday Tour」を行なった。この年のフェスティバルへの参加は、ヘヴン・アンド・ヘル・メタル・フェスト (Heaven and Hell Metal Fest)(メキシコ)、クリスマス・メタル・フェスティバル (Christmas Metal Festival)(不詳)、ハード・ロック・ヘル (Hard Rock Hell)(ウェールズ)などがあった。 2011年12月17日、結成時からのバンドのドラマーであるジョーイ・スコット (Joey Scott) が、ドイツ人のツアー・マネージャーでダンサーでもあるステファニ (Steffi) と、ネバダ州ラスベガスで結婚式を挙げた。 2012年、リジー・ボーデンは、メキシコやヨーロッパで、様々な野外へスティバルに参加した。その中には、フランス西部クリッソン (Clisson:en) で開催されたヘルフェスト (Hellfest:en) や、イタリアのミラノ近郊で開催されるゴッズ・オブ・メタル (Gods of Metal:en) も含まれていた。この二つのフェスティバルには、オジー・オズボーン、モトリー・クルー、ガンズ・アンド・ローゼズなど多数のバンドが出演していた。バンドは7月にもヨーロッパへ戻り、オランダのズワルテ・クロス (Zwarte Cross:en)、ドイツのヘッドバンガーズ・オープン・エア (Headbangers Open Air)、さらにブルガリアのカヴァルナ・ロック・フェスト (:Kavarna Rock Fest) にも初出演した。 2013年、リジー・ボーデンは、(クルーズ船を会場にして行なわれるヘヴィメタル・フェス)70000トンズ・オブ・メタル (70000 Tons of Metal) のために新たに構成された「30 years of American metal」のツアーを開始し、一連のアメリカ合衆国でのショーと、スウェーデンのスコーグスレージェット (Skogsröjet) などヨーロッパでのフェスティバルへの参加を行なった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リジー・ボーデン (バンド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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